• TOP
  • BLOG
  • MARKETING
  • 無限スクロールを使ったときに、AdSenseの1ページ3広告のポリシーはどうなるのか?

無限スクロールを使ったときに、AdSenseの1ページ3広告のポリシーはどうなるのか?

無限スクロールは、最初ソーシャルメディアで積極的に取り入れられていました。閲覧者がページを遷移することなく、下へスクロールしていくだけでコンテンツのヘッドラインを見続けられるため、その人の友達や興味のある人達が投稿するソーシャルメディアは相性が良いためです。

また、スマートフォンの登場により、スクロール操作をすることはユーザーにとって、より身近な行動となりました。最近は無限スクロールを取り入れるウェブサイトが増えています。大きなサイトでいえばMashablereadwriteなどが例にあげられ、私達のサイトも無限スクロールを導入しています。

この無限スクロールで、ひとつ疑問に思ったことがあります。それは、ウェブ広告はどのように取り扱われるのか?ということです。

Google AdSenseをウェブサイトに埋め込んでよい数をGoogleは3つまで、としています。この数はAdSenseのユニット数であって、全てのものではないという前提条件はありますが、あまり多く掲載することはプレースメントのベストプラクティスで否定されています。しかし、例えばMashableの場合、スクロール無しで表示される広告+無限スクロールすることで新たに広告が表示されるため、1ページに十何個もあるように見えてしまいます。画像を挿入すると大きすぎるので、興味がある方はこちらのリンクからご覧ください。だいぶ縮尺しましたが、赤枠で囲われた部分が広告です。

これはガイドライン違反に当たらないのでしょうか? 気になったので、調べてみることにしました。

仮説

まずは、ひとつの仮説を立ててみます。

Googleがウェブマスターブログで過去に書いた検索エンジンに最適化された無限スクロールは、このような図になっています。

infinite-scroll-recommend(ウェブマスターブログより引用)

検索エンジンに最適化されていないページはGooglebotがクロールへ訪れたとき、必ずしもユーザーと同じ行動、つまり無限スクロールするとは限りません。ということは、全てのコンテンツへアクセスしない可能性があるのです。当然ながら、アクセスできないコンテンツは検索結果に表示されない可能性が出てきます。

一方で、最適化された無限スクロールは、スクロール単位ごとに1ページ、2ページ、3ページ……というように数えます。技術的な部分を取っ払って言えば1ページに見えるものが、実は複数のページで構成されているのです。

重要な点は最適化された無限スクロールページは、1ページに見えるものが実は複数ページである、という点です。つまり、「広告が十何個表示されてはいるものの、数ページ分の広告が1ページに見えるからガイドラインに違反していないのではないか?」という仮説を立てることができます。

実際のところは?

私が調べた限り、Googleはまだ具体的な回答を示してはいないようでした。ただ、公式的な回答ではありませんが、1つ言及があるページを見つけたのでご紹介します。

たぶん、無限スクロールなら許可されているはず

moz communityの「The New Infinite Scroll?」というスレがそれです。

無限スクロールと広告に関わる部分だけを抜粋すると、このような質問です。

3) Google AdSenseと関連するネットワークは、1ページあたりの広告は3つまでというポリシーを有しています。上記の「Tom’s Hardware」のページでは、下へスクロールすると、常に新しい広告を読み込んでいます。これはユーザーがAdSenseのプレミアムアカウントを有している、もしくは技術的な方法でURLに応じた異なるページをロードできるようにしているからです。

趣旨としては、Tom’s Hardwareというページはスクロールすると1ページあたり3つ以上の広告が出てくるが、これはガイドラインに反さないのか、ということです。

これに対して、The Next WebのSEO担当者であるMartjin Scheijbeler氏が回答しています。上記の質問に対する回答部分だけ抜粋します。

3番目の質問については、あなたのロードに従い、新しいURLを読み込んだようにページを読み込んでいます。私は、そのときに広告がリフレッシュされているため、ポリシーに従っていると思います。あなたの場合は頻繁になりすぎてしまうものです。しかし、無限スクロールの場合には許可されているのではないでしょうか。

Martjin Scheijbeler氏の回答と仮説はほとんど一致しています。Googleによる回答ではないものの、こういう考え方があるということで、導入を考えている方の参考になればと思います。

(Photo: You’ve got Mail /// Google by Bram Van Damme)

OUR SERVICE

Fan Commerce

ファンコマース

ファンとのダイレクトなコミュニケーションを実現して「感動体験」をビジネスに結びつけます。

Digital Marketing

デジタルマーケティング

未来を創造する価値ある「顧客体験」を実現する仕組みづくりを提案。