PassbookでiTunes残高を管理できるiTunes Passとは?

Appleは7月15日、iTunes Passを発表しました。

今までiTunesで購入を行うにはクレジットカードを使うか、iTunesカードで残高を補充する必要がありました。iTunes Passはクレジットカードや、iTunesカードを使うことなく、残高を補充することができます。また、補充するだけでなく、現在いくら残っているのかという残高管理も行えます。

iTunes Passを利用するにはPassbookを利用します。残念ながら私が未だに使っているiOS6は対応しておらず、iOS7以降で利用できるようです。スクリーンショットを添付できませんが、手順としてはこんな感じです。

  1. iTunes Storeを開いて、ページの一番下にある「コードを使う」を選択する
  2. サインインして、iTunes Passの「利用を始める」をタップ
  3. iTunes PassをPassbookに追加する
  4. PassbookにiTunesのパスが表示される

表示されたパスには残高とQRコードが表示されます。このQRコードをApple Storeの店員に読み込んでもらうと、iTunes Pass経由で残高を補充できます。他のウェブサイトを見ると、補充できる額は100円単位で決められるようです。

日本人のクレジットカード所有率は64%と世界水準で見ても高いものの、JCBによれば一回の利用金額は約1万円と高額な買い物を行うのに利用しているため、小額のことが多いApp Storeの決済では、あまりクレジットカードが利用されないと考えられます。これをカバーするためにiTunesカードがコンビニなどの求めやすい場所で買うことができます。

さらに今回Apple Storeで行える現金決済という形で課金できる形式を増やしましたが、これは日本が世界で初めて実装された国になります。実店舗に赴いて入金を行うところを見ると、どことなくau Walletを想像しますね。元々、Appleは独自のモバイル決済機能を考えているという噂は後を絶たず(もちろんただの“噂”ではありますが)、今回の機能追加もそれを見越したものなんじゃないか……と想像してしまいます。

もちろんこれは早計であり完全な想像ですが、なんとなく深読みしてしまう機能追加ですね。日本限定というところも意味深に感じます。Appleが追加したこの機能は、今後どのように生かされていくのか注目していきます!

(Photo: Apple Store Ginza by Yoshikazu TAKADA)

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