RSSについてまとめ

「RSSとは何か?」ということについてまとめ。実は複雑な変遷を経ている用語。いろんなサービスで使用されている用語なので、ここで一度整理をしてみましょう。

RSSとは何か?

主にサイト、中でもブログの更新情報を公開するのに使われている。実際のブログを見なくてもRSSの情報を取得することで、そのブログが更新されたかどうかが分かるという仕組みです。

RSSを使うとなると「配信」と「購読」に分かれます。

「配信」はブログを更新している人が、また「購読」はブログを読みたい人が使用することになります。

ブログの情報を RSSで「配信」するには、ブログの情報をRSS でファイルにまとめる必要があります。

またRSSで配信された情報を「購読」するには「RSSリーダー(フィードリーダー)」を使用します。

「RSSリーダー(フィードリーダー)」にチェックしたいブログのRSSファイルを設定することで「RSSリーダー(フィードリーダー)」は、設定されているRSSファイルに書かれているブログ内の情報を定期的にチェックしてくれます。

チェックした結果、新しく追加されたファイルがある場合は「RSSリーダー(フィードリーダー)」は、そのファイルへの内容を表示します。このように「RSSリーダー(フィードリーダー)」を使用することによって、ブログ 上に新しい情報が追加されたことを知ることができます。「RSSリーダー(フィードリーダー)」を使って、RSSファイルをチェックすることをRSSを「購読」すると言っています。

RSSリーダー(フィードリーダー)には複数の種類が存在します。RSSリーダー(フィードリーダー)とは、RSSファイルをチェックしてブログの新着情報を表示するツールの総称です。多くのRSSリーダー(フィードリーダー)は無料で配布されています。

RSSリーダー(フィードリーダー)の週理は無数にあります。Wikiぺディアでは下記のように分類をしています。

  • フィードリーダーの分類
  • デスクトップアプリケーション型
  • 独立型(専用型)
  • ウェブブラウザ・電子メールクライアント型
  • ティッカー型
  • プラグイン・拡張機能型
  • ウェブアプリケーション型
  • 携帯電話型

ややこしいのはこのRSSフォーマットである。

RSSリーダー(フィードリーダー)を利用するとあまり意識することはないが、RSSフォーマットが少しややこしいことになっています。
以下、参考としてRSSについての説明とこれまでの流れをWikiぺディアから見ていきます。

RSSについて

概要

RSSは、ニュースやブログなど各種のウェブサイトの更新情報を簡単にまとめ、配信するための幾つかの文書フォーマットの総称である。

  • RDF site summary(RSS 0.9、RSS 1.0)「RDF・サイト・サマリー」
  • rich Site summary(RSS 0.91)「リッチ・サイト・サマリー」
  • really simple syndication(RSS 2.0)「リアリー・シンプル・シンジケーション」

名称の異なる複数の規格が存在しており、それぞれ記述方法や用途が異なるために、多少の混乱が見られる。

RSSはRDFの採用をめぐって現在分裂状態にあり、1.0と2.0の2つの系列に分かれている。当初、0.9はRDFをベースにしたデータ形式を利用していたが、0.91ではシンプル化するためにRDFを利用しなくなった。その後、1.0では0.9の系列を引継ぎ、複雑なRDFを採用することで応用性の高いデータを利用できるようにした。これに対して、2.0は0.91を引継ぎ、コンテンツ配信に特化することで複雑なRDFを排除している。

RSS 0.9

最初のRSSであるRSS 0.9は、RDF site summaryとして、1999年3月に米国ネットスケープコミュニケーションズが自社のポータルサイト「My Netscape」において、「チャンネル」の詳細を記すために策定したものである。RDF構文を用いたことから、RDF site summaryと呼ばれる。
その後ネットスケープコミュニケーションズはRDF構文の利用を止め、独自のXMLフォーマットを用いて要素を拡張し、よりリッチな情報を提供できるようにしたRSS 0.91を開発した。

RSS 0.91

rich site summaryと改名されたRSS 0.91は、RSS 0.9に要素を拡張する目的で作られ、1999年7月にこのバージョンがリリースされた。RDFを用いず、独自のXMLで記述される。
ユーザーランド・ソフトウェア社(UserLand Software)の「スクリプティングニュース」(ScriptingNews)から著作権、日付情報などいくつかの要素を取り入れ拡張された。それまでのRSS 0.9より多くの情報を配信できるようになったため、rich site summaryと呼ばれ、その後派生したRSS 0.92、RSS 2.0のベースとなっている。
RSS 0.91の登場以降、RSSが持つ「コンテンツ配信」機能に対しての需要がさらに高まった。そのためよりリッチなコンテンツ配信を目指そうとする制作者が、独自の要素をRSSに追加してしまうなど、フォーマットの拡張における混乱がおこることとなった。

RSS 1.0

こうした混乱のなかで、RSSでよく使われる語彙や使われる要素群を「コア」として定義し、それ以外は拡張する側が独自の語彙を「モジュール」として定義することで、中核語彙と拡張性を保証させようとする提案が RSS-DEV ワーキンググループ内で起こり、その成果として2000年12月にRSS 1.0がリリースされた。
RSS 1.0は0.9時代につかわれていたRDFを再び採用し、RSSが持つ「メタデータ記述」としての側面を主眼に置いたフォーマットとなっている。
また、RSSコアモジュールの他に公式なモジュールとして、Dublin Core モジュール、Syndication モジュール及び Content モジュールが定められた。これにより RSS 0.9の不満であった語彙の乏しさを解消させ、またコンテンツ配信手段としてRSS 1.0を採用する道を残すものとなった。
RSS 1.0 の登場は、(メタデータ記述技術としての)RSSの中核語彙及び拡張性を保証するものとなった。しかしRDFを再び採用したこと、モジュールによるXML名前空間の複雑化はすべてのRSS配信者を満足させず、RSS 0.91 系のフォーマットを拡張する動きが再びみられることとなった。

RSS 0.92 / RSS 2.0

RSS 1.0の取る道は必ずしも誰もが好むものではなかった、とはいえRSS 0.91以降に起きていたフォーマット拡張の混乱は避ける必要があった。そのため拡張をオプションとして提供し、かつRSS 0.91への互換性を持たせる方法が提案され、それを受けて2000年12月にユーザーランド・ソフトウェア社からRSS 0.92が発表された。
ユーザーランド・ソフトウェア社はその後も互換性を維持したままRSS 0.93、RSS 0.94という拡張を続けたが、2002年8月にRSS 0.91 からRSS 0.94までのすべてのフォーマットに対する互換性を保証したRSS 2.0を策定し、これをreally simple syndicationと名付けた。
RSS 2.0はあくまで0.9x系の流れを汲む規格であって、RSS 1.0の後継ではない。それぞれの目指す方向性は同じではないため、場面に応じて使い分けられている。
2003年7月に、RSS 2.0制定の中心人物、デイヴ・ウィナー(Dave Winer)の移籍と併せ、仕様もハーヴァード大学ロースクールのバークマンセンターに移管された。

今後の展望

RSS 1.0 と RSS 2.0 の関係について、バージョンを表す数値の大小関係から、前者が旧規格で後者が後継規格であるという誤解が見受けられるが、これは事実ではない。RSS 2.0 はシンプルさの代償として RSS 1.0 の備える(RDFによる)強力な表現力を放棄したため、RSS 1.0 を置き換えるものではない。従って RSS 1.0 は場面に応じて今後も継続利用されていくと目される。
一方、RSS 2.0 に代わるコンテンツ配信技術として、IBMのサム・ルビー(Sam Ruby)などが中心となり、Atom と呼ばれる新しい規格が策定された。Atom にはウェブログ・ツール「ムーバブル・タイプ」(Movable Type)の開発元のシックス・アパート社(Six Apart)やスタンフォード大学法学部のローレンス・レッシグ教授、XML開発者のティム・ブレイ(Tim Bray)などが支持を表明し、またグーグル社も自社のサービス Gmail(ジーメール) にて、メールの内容を Atom フィードで提供するサービスを行っている。
今日において、RSS 1.0、RSS 2.0 そして Atom は、いずれにも集約されることなく各々が広く普及している。RSSリーダーの多くはそれら全てに対応しており、一方のウェブサイト側も、フィード配信のためにそれらのうち複数を利用することも珍しくない。

RSSの利用

RSSの取得・購読にはRSSリーダー(フィードリーダーとも)と呼ばれるソフトウェアを使う。また、RSSを作成・追加するためのソフトウェアもあるが、比較的シンプルなXML形式なので手作業でも可能である。

参照元:http://ja.wikipedia.org/wiki/RSS

この段階で、複数の用語が出てくるのでその辺もまとめておこう。

用語整理

RDF

Resource Description Framework (リソース・ディスクリプション・フレームワーク、RDF) とは、ウェブ上にある「リソース」を記述するための統一された枠組みであり、W3Cにより規格化がなされている。RDFは特にメタデータについて記述することを目的としており、セマンティック・ウェブを実現するための技術的な構成要素の1つとなっている。
RDFの応用例にはRSS(RDF site summary)やFOAF(Friend of a Friend)などがある。また、RDFをXHTMLに埋め込む規格としてRDFaがある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/Resource_Description_Framework

Atom

Atom(アトム)とは、ウェブ上の各種コンテンツを配信するためのXML文書フォーマット及びコンテンツの編集を行なうための通信プロトコルなど幾つかの仕様群の総称である。

概要

Atom配信フォーマット(Atom Syndication Format)

Atom出版プロトコル(Atom Publishing Protocol)

主な仕様は上記の2つ。1つはコンテンツを配信するためのフィードのフォーマットを規定する「Atom配信フォーマット」(Atom Syndication Format)、もう1つはウェブ上のコンテンツを編集するための「Atom出版プロトコル」(Atom Publishing Protocol)で、通称Atom APIまたはAtomPPとも呼ばれる事がある。

元々、The Atom Projectとして、有志がWikiやメーリングリストで議論しながら草の根的に始まり、現在、活動の場所はIETF (Internet Engineering Task Force) に引き継がれてワーキンググループとして標準化活動が行なわれている。

Atomワーキンググループが掲げるモットーは以下の4つである。

  • 特定のベンダに依存しない
  • すべての人が自由に実装できる
  • 誰でも自由に拡張可能である
  • 仕様を明確に且つ詳細に定義する

Atom Syndication Format

ウェブサイトの更新情報等のメタデータやコンテンツの配信(Syndication)、保存(Archive)を受け持つXML文書の仕様。ブログやニュースをRSS・Atomアグリゲータ(RSSリーダーとも呼ばれる)アプリケーションで購読する際に用いるのが、この形式で記述されたファイルとなる。ほとんどのRSS・Atomアグリゲータは、RSSの各バージョンとAtomをサポートする。単にAtomといった場合、このフォーマットを指していることが多い。

Atom Publishing Protocol

ブログやWikiなどのウェブ上のコンテンツ(リソース)を編集するためのアプリケーションレベルの通信プロトコル。これにより、Atom出版プロトコルに対応したアプリケーションに対し、デスクトップ上のソフトウェアやデータベース、携帯などのモバイル機器との直接の連携が可能になる。略称はもともとAtomPPであったが、その後にAtomPubと呼ばれるようになった。
Atom出版プロトコルはHTTPベースの通信プロトコルで、RESTのアーキテクチャスタイルに準拠している。また、通信でやり取りされるフォーマットは「Atom配信フォーマット」ベースのXML文書となっている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/Atom

フィード

フィード(英: feed)とは、ウェブサイト、特にブログやニュースサイトなどのコンテンツの概要もしくはコンテンツ全体を配信用に加工した文書のこと。またはそのファイルフォーマットのことをいう。より明確にするためにニュースフィード、ウェブフィードと呼ぶこともある。代表的なフォーマットとしては RSS や Atom がある。

一般的な使い方は、ウェブサイトの作者がフィードへのリンクをサイトのどこかに置き、ユーザーがそれをアイコンなどから見つけて、自分のフィードリーダーに登録する。後はフィードリーダーがフィードの更新を定期的に確認し、ユーザーは最新のコンテンツを得ることができる。

コンテンツは主にHTML、またはただのハイパーリンクで、ウェブページ全体を配信することもあれば、要約(ページの一部であることが多い)のみのこともある。ポッドキャストなどテキスト以外のデータを配信することもある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%89

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