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資生堂アメリカが語る『レスポンシブ・デザインのモバイルコマース』

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単にレスポンシブ・デザインを用いるだけではダメ

レスポンシブ・デザインがベストの選択肢である、とは必ずしも言えませんが、どうやら資生堂アメリカは、レスポンシブ・デザインを用いることで、効果を上げているようです。

eTail West Conferenceで資生堂アメリカが語ったところによれば、レスポンシブ・デザインを用いて『Nars』ブランドサイトを構築したところ、スマートフォンによるコンバージョンが54%増加したそうです。

内容について、Mobile Commerce Dailyが詳しく書いておりますので、概要をざくっと見ていきたいと思います。

Responsive design site increased smartphone conversions 54pc

まずはNarsのブランドサイトをご覧ください。スマートフォンから開いていただくと良いかと思います。

まず、資生堂アメリカがレスポンシブ・デザインを採用したウェブサイトを構築したことで、スマートフォンによるコンバージョンが54%上昇したというのは、前述の通りです。また、タブレットによるコンバージョンも24%増加しています。

Narsはウェブサイトを構築する上で、コンテンツを整理し、顧客が目的の製品を見つけやすいようにすることを目標として設定した、としています。

また、Narsというブランドは高級コスメであるため、クリエイティブチームが大きな役割を果たしたと述べています。例えばデスクトップサイトに、モバイルサイトと同じものを使わないというNarsの美学が生かされ、モバイルのみに利用している資産が多くあります。(ブランドサイトを見比べてみるとわかりますが、実はモバイルの方が探しやすくなっています。この辺りはモバイルユーザーが望むものを設計している、と感じますね)

資生堂アメリカのガーナー氏は「オムニチャネルを考えた場合、eコマースチームとモバイルコマースチームは独立させる必要がある」と語っています。

思ったこと

どうも中身を読んでいると、レスポンシブ・デザインよりも、ユーザーが利用している端末で求めている情報に到着しやすいようにする方が重要に思えます。これを実際に行う上で取った手法がレスポンシブ・デザインだったのではないでしょうか。

また、eコマースチームとモバイルコマースチームを別々に設けた方がよい、というのは印象的でした。両方に対応する重要性は認識されており、実際に多くの企業がeコマース、モバイルコマースに対応しています。しかし当然ながら、デスクトップとスマートフォンでは使い方やユーザーの思考も全然違うため、片方で通じたことが、もう片方では通じないということも多々あります。そのため『専門家』を育んだ方が結果が高くなるのではないでしょうか(もちろん、資生堂みたいな規模ではないと難しいと思いますが)。

Shiseido Americas Corp. exec: Responsive design site increased smartphone conversions 54pc(Mobile Commerce Daily)

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