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インバウンドマーケティングを行う“前”に確認しておきたいこと

「これからインバウンドマーケティングを実践しよう」

そう思ってこのブログに到達した方も多いのではないでしょうか。しかし残念ながら、インバウンドマーケティングは全ての会社に適したマーケティング手法ではありません。

今回は、導入するにあたって“適した”会社の2つのポイントと、導入する前にすべきことの確認をしていきます。

インバウンドマーケティングを行う前に確認すべきポイント

1. あなたのプロダクトは突き抜けているか?

インバウンドマーケティングを行うべきか考える上で重要なポイントのひとつに、あなたの製品やサービスが他社と比べたときに一点でも突き抜けていることがあげられます。

例えば、あなたの会社がゲーミングマウスを販売している会社だったとしましょう。感度良好であったり、長時間操作していても疲れないといった特徴を持ちあわせていても、それは見向きもされません。なぜなら、他社の製品と比較したときに、没個性的だからです。

インバウンドマーケティングのメソッドのひとつに、インターネット上での“Get Found(見つけられること)”があります。インターネット上で見つけられたいのであれば(そして顧客にしたいのであれば)、その製品の突き抜け方をアピールする必要があるのです。

突き抜けた一例として、Mad Catzというブランドのマウスを紹介しましょう。

inbound_get_found

(mad-catz-r-a-t-cyborg-gaming-mouse by incredibleguy)

Mad Catzは奇抜なデザインのゲーミングマウスを作ることで有名な会社です。そのデザインがゆえに“信者”とも呼ぶべきファンも付いています(もちろん操作性もいいですよ!)。

インターネットはクチコミを広めるのに優れたツールです。ただし、クチコミを広めるためには、プロダクトが突き抜けている必要があります。“没個性”なものなど、誰も広めたいとは思わないからです。

番外として、“スタッフ”が突き抜けているというのもあります。突き抜けたスタッフが作成したコンテンツは、やはり突き抜けている場合が多いです。LIGのブログが良い例と言えるでしょう。このレベルまで達していると、『スタッフが作成したコンテンツ』と呼ぶより、『スタッフがコンテンツ』と言っても良いかもしれません。

ちなみにインバウンドマーケターの聖書『インバウンドマーケティング』では、左利き用レンチを紹介しています。レンチで世界一を獲得することは難しくても、“左利き用”と市場を限定すれば世界一を獲得することができる。要は固定概念を打ち破ったものこそ、インバウンドマーケティングを行うにふさわしいプロダクトである――ということです。

2. 社内でインバウンドを推進する準備はできているか?

インバウンドマーケティングは1人で出来るものではありません。ブログ、ソーシャルメディア、SEO、ランディングページ作成、見込み顧客育成 etc… これらを社内で行う、いわば総力戦のようなものです。

特に継続的な投稿を必要とするブログの運営は、他の業務もあるため、相当書き慣れていない限り1人で行うのは難しいでしょう。毎日更新を行うことが望ましいですが、それが出来ない場合(例えば社員数が少ないなど)、週に1回ずつローテーションで書いていく、という方法が考えられます。

また、ブログの書き始めはそれほど多くのユーザーが見てくれるわけではありません。それゆえに途中で投げ出したくなることもあるでしょう。しかし、ブログは続けることに意味があります。ブログとは、あなたのウェブ上での財産です。ひとつひとつ積み重ねていくことで利益をもたらします。

同じように、行うべきインバウンド戦略を会社全体で考えていきましょう。

3. 現状のウェブサイトはどうなっているか?

インバウンドマーケティングを行う上で、あなたのウェブサイトは、ブログやソーシャルメディアなどを繋ぐハブとなっていなければなりません。どこが足りていないかを知るために、現状分析をしましょう。

ウェブサイトを診断するツールはいくつもありますが、Hubspotが提供しているMarketing Grader(マーケティンググレーダー)を利用するとよいでしょう。ウェブサイトのURLを入力するだけで、あなたのウェブサイトがインバウンドマーケティングに適した作りになっているかがわかります。

inbound_get_found2

不適当だと診断されたところを直していきましょう。

まとめ

インバウンドマーケティングを行うのに向いている会社は、

  1. プロダクトが突き抜けている
  2. 会社全体でインバウンド戦略を実行できる

この2つをクリアしています。もし、あなたの会社がクリアしていなくても大丈夫。今後、そのように方向性を変えていけばよいのです。

そして、マーケティンググレーダーでウェブサイトの現状を把握しましょう。

敵を知り己を知れば百戦危うからず。まずは自分の戦力を十二分に分析していきましょう。

(Photo: Mt. Fuji by Hyogushi)

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