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モバイル決済の最新事例はイギリスにあり?

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イギリスのモバイル決済「Paym」についての調査結果から

Payments Councilは国際的なモバイル決済の比較について調査を行い、今月17日にその結果を公開しました。

この調査は日本、イギリス、スウェーデン、インド、ケニア、アメリカで提供されているモバイル決済のサービスを4つの観点から検証しています。

  1. 立ち上げた企業
  2. インフラストラクチャ
  3. カスタマーエクスペリエンス
  4. 決済速度

ここで検証された決済サービスは以下の通りです。

  • おサイフケータイ(日本)
  • Paym(イギリス)
  • Swish(スウェーデン)
  • IMPS(インド)
  • M-Pesa(ケニア)
  • PopMoney(アメリカ)

報告書のサマリーを見ると各国のサービスについて、次のように書いています。

  • イギリス、スウェーデン : PaymとSwishは顧客が利用しやすくなるよう、各業界が横断的に提携し開発された世界でも先進的なモバイル決済サービスである
  • インド : PaymやSwishと同じような決済支援だが、人口統計や地理的な格差などが原因でUKやスウェーデンと同様の展開が行えていない
  • ケニア : ケニアには銀行口座を持っていない人々が半数近くを占めており、M-Pesaは銀行との提携が行われていない一方で、そうした人々にモバイル決済の機会を与えたという点で注目されている
  • 日本、アメリカ : 元々決済技術において世界的なリーダーと見られていたが、Person to Personのモバイル決済においてはEU諸国(イギリス、スウェーデン)に遅れを取っている

このように述べた上で、Paymは世界を牽引するモバイル決済サービスだとしました。その理由にインフラストラクチャ、普遍性、カスタマーエクスペリエンスの3つをあげています。

  • インフラストラクチャ : 迅速な決済処理とリンク決済スキームによって安全性、信頼性、高速性を持たせている
  • 普遍性 : あらゆる規模の金融機関が参加するため、あらゆる決済方法を選択できる。また、サービスは現在3000万人が利用しており、2014年末に4000万人が利用する予定。
  • カスタマーエクスペリエンス : Paymは銀行やモバイルバンキングアプリできるアプリとして位置づけられて開発されたためセキュリティ、親しみやすさ、信頼性がSwishやIMPSとは異なっている。またPaymは支払い送信をする前に受信者の名前を確認でき、さらにはイギリスの携帯電話番号とアカウントを紐付けられるポテンシャルを持っている。

モバイル決済と言うと、どうしてもアメリカの事例が多く浮かんできます。しかし、報告書によれば磁気ストライプカードを活用した決済が盛んであるとのこと。この点を考えるとアメリカはモバイルのみを活用した決済は、それほど盛んではないのかもしれません。

この報告書を作成したPayments CouncilはPaymを提供しているので、読む際には留意する必要があるでしょう。しかしモバイル決済をまとめたハブとして機能すると考えれば、実際の機能面においても優れていると思います。近いうちにPaymについて調べブログでお伝えいたします。

またPaymだけに限らず、PayPalもテストを行うに際してイギリスからテストを行うことが多いように思います。モバイル決済についてのブログ「Mobile Payment Today」を読んでいても、イギリスの事例が多く見受けられます。モバイル決済の最新動向を知りたいのであれば、アメリカよりもイギリスに注目すべきなのかもしれませんね。

(Photo: Mobile Payment: QR-code scan (300dpi) by Primus Inter Pares CC BY-SA)

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