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成果を出すプロジェクト「Get Started to fit your Web Marketing」

このシリーズの初回からご紹介させていただいておりますとおり、事業とはマーケティングそのものでありマーケティングとは顧客の創造です。これからの顧客創造は、インターネットを環境インフラとしたWebマーケティングで事業を実践することがあたりまえになりました。では、事業成果をあげるためのWebマーケティングは、どのように実行すればよいのでしょうか。

プロジェクトフロー

どの企業も事業を営んでいるかぎり課題があり解決が求められます。Webマーケティングも課題や問題を解決して事業として成果を出すことが目的です。

まず、どの企業にもあてはまるであろう一般的なプロジェクトフローをご覧ください。

プロジェクトは左から右に向かって進みます。

●マーケティングマネジャーが課題を整理し明確にします
●社内または社外のWebマーケティングディレクターが課題に関する不明な部分をヒヤリングし、マネジャーが必要事項を情報提供します
●マネジャーとディレクターはプロジェクトに必要なスタッフを揃えます
●プロフェッショナルサイドが解決のための企画を立案し具体的な施策を提案します
●マネジメントサイドとプロフェッショナルサイド合意のもとに実行運用に入ります
(外部業者の場合は機密保持などの契約を交わします)

お陰様で我々も様々なプロジェクトにかかわらせて頂いておりますが、その経験からわかるのは、失敗するプロジェクトは実行に移す前にわかってしまう”ということです。

どういうことかといいますと、マネジャーやディレクターそして集められたスタッフが課題と自分の役割に注意が集中して近視眼的になってしまい“事業を忘れてしまう”のです。

この近視眼により、課題から導き出した施策が“何のためにこの作業をするのか、どれから作業をすすめるべきか”がまったくわからなくなってしまうのです。

事業などというものは社長と幹部がわかっていればいいだろう、という時代はもう終わりです。本シリーズの初回から申し上げておりますとおり、Webマーケティングは顧客の創造、顧客の創造は事業そのものです、プロジェクトに関わる全員がまずこれを理解する必要があります。

つまり、成功するプロジェクトは“参加者全員が事業を理解している”ということになります。

マネジャーの仕事

全スタッフが近視眼的にならないように事業を意識させること、そして何よりも自分自身が事業者意識を持って中長期的な課題解決を目指すこと、これがマネジャーの仕事だと思います。

またまた経験値でのお話で恐縮ですが、専門職から起用されたマネジャーやコンピューターシステム、デザイン、プログラム系から転職されたマネジャーでたまたまいらっしゃるのが、事業のことよりも技術的なことに妙にこだわったり、こだわることが自分の役割だと思われている方がいらっしゃいます。

やはり、これはプロジェクトが失敗する兆候ですので、企業幹部の方々は人材起用の際にはどの領域の出身者であれ、業ファーストで人材を決めるのがベストかと存じます。将来社長や経営者になる、というような意識と気概を持っている方をWebマーケティングマネジャーにされるぐらいでよいと思います。

マネジャーは手作業をするのではなく頭作業をする、手を動かすのは構想を描くだけ、事業を念頭に頭を動かして、情熱で人を動かすのが仕事ではないかと思います、プロジェクトを進行した後にコンフリクトを起こすのは得てして上記のようなケースが多いのです。

課題解決の視点

では、マネジャーとディレクターそして参画するスタッフは、どのような視点で課題を抽出し問題解決をイメージすればよいのでしょうか?

それは、このシリーズでお伝えしているとおり、“Webマーケティングの3つの資産”です。

どんなに小さな課題であれ、たとえば、1週間の集中キャンペーンの施策でさえ、Webマーケティングで実践する場合は、その施策でご縁を結べたお客様とは末永く(ライフタイムバリュー)お付き合いしていくのが現代マーケティングの心です。

①お客様とどのようにご縁を結ぶか=つながり資産
②お客様をどのようにおもてなしするか=コンテンツ資産
③お客様とどのようにともに生きるか=しくみ資産

この3つの資産の視点で企画を立案し施策を実行していくことが大切です。この3つの資産の視点があれば、事業から生まれる商品やサービス、ブランド、コミュニティ、コンテンツ、キャンペーンなどすべてのものが一貫したものになるのでお客様にご理解頂くためにロスが発生しないので資産に無駄がなくなります。

プロジェクト成功の秘訣

スティーブ・ジョブスはどんなに忙しくてもマーケティングのチームとかならず2週間に1回、定例ミーティングを行なっていたそうです*。

その定例会では、
●プロジェクトの進捗
●企業が進みつつある事業の方向
●新商品やサービスについて
●最近おもしろいと感じたこと

これらがジョブズから容赦なく伝えられたそうです。

我々の会議ではほとんどが進捗確認とスケジュールと段取りで終わってしまうのが常ですね、やはりそれでは事業としてのマーケティング資産は構築できないかもしれません。

ジョブズはプロジェクトの進捗でデザインやコンテンツなどのクリエイティブはもちろん、事業や商品やサービスだけではなく、映画、デザイン、子供のことなどまで話をしたそうです。つまり自らの哲学をマーケティングのスタッフに頻繁に充分に伝えたからこそ成功を持続することができたのかもしれません。

成功の秘訣は、最も事業を理解するマネジャーやディレクターが参画するスタッフ全員に目的、目標そして現場の作業すべてに渡ってコミュニケーションを重ねることなのではないでしょうか。忙しくて、夜、飲みに行く事もできない時代だからこそ定例会に色々と話をすることが大切なのだと思います。

もうひとつ、定例会をしない企業はほとんど失敗します。
ご用命は全国どこでもOKです、ハイベロシティはSkype定例会もやってますから。

*「Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学」ケン・シーガル著

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