メールを最適化するために行うべき5つのテスト

メールのテストは、CTRの上昇とメールキャンペーン脱退率を低下させるために、必要不可欠です。これには、A/Bテストを使用します。オリジナルのメール(A)と変更を加えたメール(B)を10%ずつ、計20%送信し、結果の良かった方を残りの80%へ送ります。

良い結果を導くための、最も簡単な方法です。

目的:メールで得られる結果を高めるために、どのような修正が必要なのか測定します。

5つのメールテスト方法

1. “From”に名前と企業名を含める

メールがどこから送られているかテストしましょう。普通、名前と所属が含まれている方が信頼されるため、メールアドレスにも、この2つを入れることを推奨します。

例:松下圭一 – Hivelocity / matushita@hivelocity.co.jp

2. 件名

件名は、メールの中でも特に重要な部分です。ゆえに、ここもA/Bテストの対象となります。テストする項目は、以下の4つです。

  • 件名のパーソナライズ(名前を入れる)
  • 件名の長さ(45文字以下を推奨します)
  • 呼びかけるアクション
  • 件名に使う文言

3. メールデザイン

基本となるひとつメールテンプレートの他に、微妙にデザインを変えたテンプレートを数種類用意することをおすすめします。デザインの各要素はCTRや脱退率などの目標へ、確実に影響を与えます。下記の要素のテストを行いましょう。

  • 太字の有無、使う場所
  • フォントサイズ
  • フォントカラー
  • 画像
  • HTML版とプレーンテキスト版のメール

4. メールの本文

メールの本文には、あなたがテストを行うべきコンテンツがたくさん眠っています。メール本文にあるコンテンツをテストする最良の方法は、やはりA/Bテストです。

  • 見出し:メールが開封されたとき、多くの人が一番最初に見るものです。件名と同じものにする場合が多いですが、入念にテストを行いたいところです。たとえば、見出しにリンクを入れたらどうなるか、をテストしてみましょう。
  • コンテンツの場所:メール内には複数のコンテンツがありますが、場所を変えてテストしてみましょう。ただし、一番重要なコンテンツは一番上に配置してください。
  • アクションの呼びかけ(CTA):メールには必ずCTAを入れましょう。これはコンバージョンレートやCTRに影響に与えるものなので、テストが必要です。CTAの文言は、件名と似たようなものにすることを推奨します。
  • コンテンツタイプ:メールは効果測定を行うために、目標が必要となります。メールリストごとに最適なコンテンツを送るため、どのコンテンツが反応を得られるかテストしましょう。
  • ソーシャルメディアへのリンク:ソーシャルメディアアイコンを、どこに設置すれば一番多いクリックを得られるかテストしましょう。一般的には、一番上か下に設置されます。
  • 画像の数(入れているなら):メールに入れている画像の数をテストしてください。画像数は少ない方がCTRの上昇と、脱退率の低下が見込めるかもしれません。6個以上の画像を挿入すると、スパムフィルタにかかったり、メールの読み込み時間がかかるため、悪影響を及ぼす可能性があります。
  • リンクの数:メールで高いCTRを得ているなら、リンクの数を増やしてみるとよいでしょう。また、メールの1〜2行目にはリンクを入れておきましょう。
  • メールの長さ:テストするメールごとに、コンテンツやインフォメーションの長さを変えてみましょう。クリックされたいリンクが最初に入れたものだけなら、メールは短い方が理想的です。

5. タイミング

メールを送信するタイミングをテストしましょう。最適なタイミングを知ることなく送信したメールが、最大の効果を発揮することはあり得ません。A/Bテストで調査することもできますが、ビジネスメールを受け取りたいタイミングをアンケートしてみるのもよいでしょう。

主に、次のポイントを見てください:

  • 時間
  • 曜日
  • 週末
  • 月末

これらの要素を最適化すると、CTRと脱退率に対して大きな良い影響を与えることが分かっています。

これは『5 Best Ways to Test Your Email Contents』を翻訳したものです。

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