目的を決めれば “PDCA”は回る?!“PDCA”の具体例を考えてみた

先日、『 新人OLひなたと学ぶ どんな会社でも評価される トヨタのPDCA 』(原マサヒコ 2014)から、“PDCA”についてご紹介しましたが、実際に“PDCA”を実践してみると、複雑だったりと、中々上手くいかないことがあります。しかし、私たちは普段の生活の中で”PDCA”を回しながら、生活しています。今回は、そんな“PDCA”を具体例を入れてわかりやすくご紹介していきたいと思います。

生活の“PDCA”

毎日、私たちは様々な“PDCA”を繰り返して生活しています。生活の中の“PDCA”は、旅行や料理など、様々なものに当てはめることができます。では、生活の中の“PDCA”を具体的にみてみましょう。

具体例1
  • 目的:“ 夏休みを有意義に過ごすために海へ行こう!”
  • 計画:○月△日にどこの海へどうやって行くのか、計画を立てる。ゆっくりできる沖縄の海か近場で楽しめる海水浴場か、車で行くか飛行機でいくか etc.
  • 実行:計画に沿って、決めた海へ行く。
  • 確認:今日行った海は、どうだったか振り返る。人がいっぱいいて窮屈だった、クラゲがいてあまり遊べなかった、景色が良くてゆっくりできた etc.
  • 改善:今度は、違う海へ行こう。振り返って良くなかった部分を確認し、次はもっといい海へ行こうと、また計画する。

具体例2
  • 目的:“ 今年は○kgダイエットしよう!”
  • 計画:1日○km走ろう!週△回ジムへ行こう!具体的な数字を設定して、計画する。
  • 実行:計画に沿ったメニューを実行する。
  • 確認:定期的に体重を計り、○kg痩せているか確認する。なぜ体重が減っていないのか、またはどうして体重が減ったのかを考える。
  • 改善:体重の減り具合の理由を考え、次はもっとこうすれば減るだろう、あそこのメニューがよかったから続けようなど、また計画を立てる。

このように私たちは、生活の中で“PDCA”を繰り返していることがわかります。友だちとの旅行が計画倒れになったなど、よく“計画倒れ”という言葉を聞きますが、そういう時はこの”PDCA”を実践してみれば、上手くいくかもしれません。

目的の重要性

また、”PDCA”を回すために大切なことは、“目的”にあります。”目的”がわからない時は、まずは目の前の“目標”を設定しましょう。この“目的”や“目標”を設定することは、”PDCA”を回すためのモチベーションに繋がります。旅行やショッピングなど、普段の生活の中での”目的”は、自分で設定するため、明確にわかります。

しかし、仕事になると、与えられた仕事をこなすことばかりに集中してしまい、自分のやっている仕事の”目標”や“目的”が見えにくくなってしまいます。そのため、生活の中では上手く回せていた“PDCA”も、仕事になると回すことが難しくなってしまうのではないかと考えます。自分は「なんのためにこの仕事をしているのか?」考えることは「仕事が楽しくなる」ことにも繋がっていきます。

仕事の“PDCA”

まずは、”目的”や”目標”の設定から始めましょう。設定が難しい時は、簡単な”目標”でも構いませんし、また、“なぜ” 設定するのが難しいのか深く追求して考えてみることで、答えがみつかるかもしれません。例えば、このブログを例に考えてみましょう。

具体例1
  • 目的:“ いろんな人に”PDCA”をわかりやすく知ってもらいたい!”
  • 計画:読みやすい文章や構成にしよう、具体例を入れてみよう、というような計画を立てる。
  • 実行:計画に沿ってブログを書く。
  • 確認:読み返して、計画と合っているか確認する。文字だらけで、読みにくいかもしれない…?
  • 改善:挿絵や画像を入れて、親しみやすさを取り入れてみよう。

ブログ1つでも”PDCA”を当てはめていくことで、自分が行なっている1つの仕事内容がわかりやすくなります。

具体例2
  • 目的:“ 1ヶ月でWebサイトのアクセス数を増やしたい!”
  • 計画:1日○個ブログを書いてみよう!色んなジャンルの内容を書いて、色んな人にきてもらおう。目標は、○人に見てもらいたい。
  • 実行:○人見てもらえるようなブログを書いてみよう。
  • 確認:△日の間で、○人きてくれた。目標に届かなかった原因や目標に届いた理由を考えてみる。
  • 改善:確認で見えてきたものを次のブログで、取り入れることで、改善できるかもしれない。

また、このブログを書くという仕事を“PDCA”に当てはめて考えると、なんのために仕事をしているのか、“目的”や”目標”が見えてきます。こういった“目的”や“目標”の設定を明確にすることは、仕事の結果はもちろん、自分の成長や将来にも繋がってきます。

最後に

生活や仕事の中で、“PDCA”がどのように回っているか具体例をあげてみましたが、いかがでしたでしょうか。自分がどのような”目的”意識を明確に設定するかで、“PDCA”が上手に回せるのではないかと考えます。また、計画の段階で、具体的な“数字”目標を設定することで、自分が目指す所がわかりやすくなります。確認の段階でも、実行した期間やその結果の良い点悪い点を“数字”として、記録しておくことで、改善がしやすくなります。まずは、生活の中で、1つ“PDCA”を意識して実践してみては、いかがでしょうか。

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