Facebook広告の効果ってどれくらい?

前回Facebook広告の概要を解説したが、実際Facebook広告の効果ってどれくらいなのかご存じだろうか?出稿したことがある人ならばなんとなくわかっていると思うが、今回は私どもが実践してきた結果をベースに紹介したいと思う。また新たなPromoted Post(プロモーテッドポスト)やFacebook Exchangeについても解説したいと思う。広告には抵抗がある方も、Facebook広告は少額から配信することができるので、このブログを読んだ後実践してもらえればと思う。

Facebook広告でのファンの増え方

下図はハイベロシティのFacebookページでのファン数の増加グラフである。この期間に「Facebook広告」を活用しながらファン獲得を行ってきたのである。もちろん弊社では「いいね!」を押すと、Hivelo Social Appsがインストールできるという特典がついていたが、開始から1ヶ月後位からのファンの増え方は想定以上のものがあった。
見て頂くとわかる通りに、棒グラフの黄色の部分が純粋に広告からのファンのため、直線的な増え方である。しかし、ある所から赤いグラフが急激に伸びているのがわかるかと思う。この赤い部分は広告ではなく、つながりでファンになって人たちである。 やはりFacebookではファンが増えれば増えるほどクチコミ効果が出て、新たなファンを呼んできてくれることが見てわかるグラフになっているのではないだろうか。瞬間的ではあったが、広告で1人獲得するとプラスで平均して2〜3人が増加していた時期もあったくらいである(この場合1人獲得単価は、1/3〜1/4になる)。

CTR(クリック率)とCVR(獲得率)はどれくらい?

ここで私たちが今まで経験してきた中での参考目安となる数字を公開してしまいたいと思う。必ずしもこれが絶対的な数字ではないが、良いパフォーマンスがでているのか、そうでもないのかの参考指標として利用しててもらえればいいかなと思う。もちろん「対象」「ページ内容」「広告タイプ」「広告画像」「広告コピー」「ランディングページ(誘導先のページ)」によって大きく変わってくるのでご注意を。

8月上旬から「いいね!」数が激増??それは・・・

同じ対象に同じ予算で、そして同じ広告内容で出稿しているのに、8月上旬より「クリック単価」が下がり、インプレッション(表示回数)、獲得数(「いいね!」数)が格段に増える状況があったのを皆さんご存知だろうか?私どもの調べでは、以前に比べておよそ3.5~4倍のインプレッション数増加になっているようであった。そしてFacebookページにもよるが、クリック単価も半分近くになっているページがちらほど・・・。想像するに恐らくモバイルへの広告表示が増えたことに起因しているようである。ここ最近は少し落ち着いた感があるが、依然として従来よりも単価は下がっているので、広告出稿にはいいタイミングだと思う。(あまりこれを見て実践する人が増えると、単価も上がるかな〜・・・・(笑) それが少し心配)

Promoted Post(プロモ―テッドポスト)はタイムラインに投稿した記事を広告とし、ユーザのニュースフィードに表示するというものである。一般的にページの投稿はファンの16%にしか見られていないといわれており、ファンに見てもらうために始まったのがこのプロモ―テッドポスト。先日の変更では対象範囲が広がり、ファンだけではなく、その友達にも対象を広げられるようになった。この広告はクリックでの課金ではなく、リーチによる課金である。
弊社でも配信してみたところ、CTRで4%前後になり、先に紹介したFacebook広告の10倍近くになっている。ファンにこの投稿記事を見てもらいたい、記事自体に訴求力ある時などに活用すると凄いパフォーマンスを発揮する広告である。
まだ詳細な情報までわかっていないが、先週発表された「Facebook Exchange」はFacebookユーザがFacebook外のサイトを訪問した際にcookieを設定し、そのユーザのネットでの行動履歴に応じて、Facebook上に広告を表示するというものである。β段階のテストでは、広告の費用対効果は4倍、コンバージョンレートは2.2倍になり、CPA(獲得単価)は6.5倍に減ったということである。どんな風になるのかこれも楽しみ。

まとめ

Facebookページではファン数が増えないと、情報がほとんど広まることはなく、その可能性を見いだすのは難しいのではないだろうか。可能性や今後の世の中の変化を考えると、企業としても取り組まなければいけないものではないだろうかと思う。しかしそのためにはまずはファンを獲得することがとても大事なことである。ファン数が増えてくることで、今後広まる土壌をが出来上がってくるのである。将来的には自社でファンとのつながり(ファンベース)を構築することで、直接的にメッセージを伝えることができ、無駄な広告を抑え、コスト削減につながるのではないだろうか?そしてその削減されたコストを、既存ファンへのロイヤリティ向上へ還元することで、ファンとのエンゲージメントが深まる新たなループが創り出せるのではないだろうか。

とにもかくにも、Facebook広告は気軽にチャレンジできるものなので、実践してみることをオススメする。弊社でもFacebook広告の効果を上げるためのお手伝いをしているので、ご相談があれば気軽にお問合せいただければと思う。

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