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Googleの検索キーワードが全てnot providedになる日

Google Analyticsを毎日チェックしている人は気付いているかもしれませんが、最近、Not Providedが増えています。

2月の段階で40%だったNot Providedが、9月末には63%に達しています。

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この原因は、Google検索結果ページがhttpsにリダイレクトされていることにあります。いわゆるSSL暗号化されて、Not Providedが拡大されているわけです。

現在の63%でも結構うんざりするような割合ですが、今後、さらに上昇するようです。Search Engine Landによれば、NSA(米国国家安全保障局)の監視活動(いわゆるPRISM)を受けて、ユーザーのプライバシー保護を強化するために導入されたとのこと。

従来はChrome26以上のバージョンを使っていたり、Googleにログインしている場合、検索結果がSSL暗号化されていました。今回の変化によって、Google検索から訪れたキーワードがNot Providedになります。海外SEO情報ブログでは、まだ全ての環境で適用されているわけではなく、ブラウザやバージョンに依存している可能性があると述べています。

どうすればいいのか?

どのようなキーワードで訪れたか、全く分からないわけではありません。GoogleのWebmaster Toolsの検索クエリからある程度分かるようになっています。

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また、Yahoo!の検索キーワードはGoogle Analyticsで見られるようになっています。検索エンジン自体はGoogleのものを利用しているため、このキーワードを手がかりにしてみるのも、ひとつの手でしょう。注意すべきは、ユーザー層ごとに主要の検索エンジンが違うことです。例えば、Yahoo! JAPAN自体は日本で一番使われているサイトです。一方で、ハイベロシティの検索トラフィックはGoogle:Yahoo!が10:3になっています。つまり、ハイベロシティをよく見るユーザー層は、Googleの利用者が多いということで、Yahoo!でのキーワードをメインストリームに据えるのは、ターゲットを外してしまう可能性があるわけです。取捨選択は慎重に行う必要があるでしょう。

もうひとつ。Google AdWordsを利用してPPC広告を提供している方は、AdWordsアカウントをAnalyticsアカウントに連携させることで、どのようなキーワードで広告がクリックされたか分かるようになります。PPC広告のROIを上げるだけではなく、必要なコンテンツを把握するのに役立ちますので、ぜひ行いましょう。

キーワード戦略が正しいか確認するにせよ、もしくは練り直すにせよ、どのようなキーワードからサイトへ訪れているのかは知っておく必要があります。把握がより一層困難になるのは、正直ちょっと「勘弁」ですが、Googleというプラットフォームを活用している以上、こうした事態には常に備えておくべきでもあります。幸い、最初に訪れるページはAnalyticsのランディングページが分かるので、補完が可能な部分もあるでしょう。

書き手の嗅覚が問われる日も、そう遠くはないのかもしれません。

(Photo: Questioned Proposal by Ethan Lofton)

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