2014年、Facebookのニュースフィードアルゴリズムはどのように変わったのか?

今年の3月、Facebookのニュースフィードアルゴリズムについて、公開された情報をひとつのブログにまとめました。

あれから9ヶ月が経ち、年末がすぐ近くです。その間にもアルゴリズムはアップデートを繰り返しており、計7回のアップデートが行われました。今年の締めくくりとして、上記ブログ以降に更新されたものをまとめましたので、ぜひ来年からのFacebook活用の参考にしてください!

News Feed FYI

第7回「ニュースフィードに蔓延るスパムを排除」

Facebookは依然からニュースフィードに表示されるスパムを減少させる方針を取っていました。その方針を実現する手段として、友達との関係性や質の高いコンテンツという観点から表示する投稿を選択していました。このアップデートは、以下の3つに該当する投稿にペナルティを課して、ニュースフィードに表示する投稿の質を上げることを目的にしています。

  • “いいね!”ベイト:リーチ獲得のためだけに、投稿へのアクションを促す行為
  • コンテンツの使い回し:写真や動画を使いまわすように、同じコンテンツを繰り返し投稿すること
  • スパムリンク:コンテンツのあるウェブサイトのリンクに見せかけて、広告ページに誘導すること

言い換えれば、アクションだけを目的とした投稿は意味を成さなくなったのです。議論やフィードバックを目的にアクションを得ることは、むしろ推奨されています。手段と目的を取り違いしないことが大切ですね。

第8回「意識しないアプリからの投稿の表示を減少」

意識しないうちにアプリから共有されたという事態を経験したユーザーは少なくない人数がいて、その投稿の75%はスパム報告によりニュースフィードから削除されたようです。このアップデートでは、自発的に共有を行ったものこそユーザーが望んだ投稿だとして、優先的に表示するようになりました。

Facebook Developersのブログには変更すべき形が書かれていますので、この通りにできているかどうかを確認してみてはいかがでしょうか?

  • オープングラフで投稿を共有することを明示する
  • メッセンジャーで友達にメッセージを共有する
  • PCで利用しているアプリを、モバイルでもインストールしてもらうよう通知する
  • モバイル向けの新しいいいね!ボタンを導入する

FYIブログ内ではモバイルアプリが取りあげられていました。しかし、PC向けアプリにも意識せずに投稿しているように見えるものも多々ありましたので、何らかの処置が下っているのではないでしょうか。

また、InsideFacebookの記事では、このアルゴリズムの対象となる条件として以下の2点が挙げられています。

  • 共有を行うに際してユーザーが認知していないもの
  • オープングラフを利用してFacebookへ共有するアプリ

要するに、Hootsuiteのようなクライアントを使って予約投稿をしたり、ブログを更新した際に自動投稿をすることはアルゴリズムの対象外になります。

第9回「動画に対するランク付けをアップデート」

このアップデートは、Facebook上で視聴できる全ての動画に適用されています。現在、Facebookは直にアップロードしたものはもちろん、YouTubeやVimeoなど他プラットフォームの動画を再生することができます。

動画のランク付けには、いいね!やコメントなどの要素が用いられていましたが、2点の追加要素が加わりました。

  • 誰が動画を見たか
  • どれくらいの時間見られたか

動画を長時間見た人の友達や、似たような趣味趣向のユーザーへの表示が増えると考えられます。

また、動画のパフォーマンスについて、Facebook Insight内にあるVideo Metricsを活用することで、どれくらいのユーザーが動画の何パーセントまで見たのかという点まで測定できるので、動画をアップロードしたことのあるページはチェックしてみてください!

第10回「誇大な見出しでクリックを誘うクリックベイトの表示を減少」

魅力的な見出しと誇大な見出しの最大の違いは、クリックした先に良いコンテンツがあるかどうかです。Facebookは、リンク先のコンテンツが良いものかどうか、2つの指標で計測していると書いています。

  • リンク先からFacebookに戻ってきた時間:見出しに惹かれてクリックしたユーザーの滞在時間は長くなる傾向にあり、見出しに偽りがあるものはすぐに離脱するため、この滞在時間をアルゴリズムに利用しています
  • 投稿に対するアクション:リンク先に移動したユーザーが起こしたアクションの計測

このアップデートでは、URLのみの投稿を、URL+画像の投稿よりも表示を多くすることも実施しています。URLのみの方がクリックできる範囲が大きく、ユーザー側の利便性も上がりますので、投稿方針を見直してみてはいかがでしょうか。

第10.5回「広告へのフィードバックをより細かく」

プロモーテッド・ポストに対するフィードバックを、これまでよりも細分化して行えるようにしました。投稿を非表示にした際に表示される、「非表示にした理由」から細かくフィードバックができます。

  • 自分に関係ない
  • これが繰り返し表示される
  • 不快または不適切である
  • スパムである
  • その他

このフィードバックをもとに、表示する広告の最適化を図っていくとのことです。

第11回「リアルタイム性の高い投稿をより上位に」

一番最初のニュースフィードアルゴリズムに関する記事には、Story Bumpingという未読投稿の中で他ユーザーから反応が良かった投稿を優先的に表示するものがありました。このアップデートはStory Bumpingの働きを強化するもので、合計のエンゲージメント率より、直近で起きたエンゲージメント率に対する比重を高めています。

また、日本では未導入のトレンドトピックも参照し、リアルタイム性の高いものを抽出しています。

第12回「プロモーション的なオーガニック投稿の表示を減少」

「アプリのインストールはこちらから!」「製品の購入はこちら」というようなプロモーションを連想させるオーガニック投稿(広告ではない投稿)の表示を減少する処置が行うことを発表しました。このアップデートは1月中にロールアウトされます。

アルゴリズムの対象になるのはオーガニック投稿だけで、広告投稿に影響はありません、

ユーザーの役に立つコンテンツをオーガニック投稿で提供し、コンバージョンを目的としたプロモーション的な投稿を広告として出稿する。また、レストランのメニューオファーに、今年アップデートしたメニューを使うなど、活用方法を工夫すべきだとFacebookは呼びかけています。

これまでのようにオーガニック投稿でコンバージョンを得るのであれば、充実したコンテンツを投稿し、今後も情報を得たいのような満足感を与えることから始める必要が生まれるアップデートです。Facebook戦略だけではなく、コンテンツ戦略そのものを見直す必要が生まれるかもしれませんね。

最後に

上半期はスパムを排除するアルゴリズムアップデートを中心に行っていることがわかります。下半期は動画のランク付けに関するアップデートからもわかるように、コンテンツの質に重きを置いていました。

さらに、一番最後にはプロモーション的なオーガニック投稿の表示を減少させるアップデートを行い、運用方法を大きく見直すべきページもあるかもしれません。Facebook運用はFacebookだけの運用にとどまらず、ウェブサイトや他プラットフォームのコンテンツと連携して運用することが重要になっていくでしょう。

来年もFacebook活用はもちろん、ウェブマーケティングを行う上で有益な情報をお届けしていきますので、ハイベロシティをよろしくお願いします!

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