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平均ページ滞在時間を指標にする上での注意点と解決策

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matsushita

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平均ページ滞在時間は、ウェブページをユーザーが見た時間を表す指標。時間が長ければユーザーがページを見てくれた証で良いことだ……とするのはちょっと危険です。

ウェブサイトの成果を測る指標はいくつもあります。サイト自体の露出を象徴するPV、見込顧客・顧客獲得につながったことを示すコンバージョン率、あるいは外部に参照や引用されたインバウンドリンクの数など、目標達成率を把握と今後の展開施策を立案する上で必要な指標を選び、定期的にチェックを行いましょう。

さて、Google Analyticsの項目にある平均ページ滞在時間は、ページを1訪問者がどのくらい見ているかという指標のひとつです。

googleanalytics-ave-page-view-time

一般的にこの指標が長時間であれば、長い時間読まれた良いコンテンツと考えられます。深い洞察のあるコンテンツは、じっくりと読み込むために滞在時間が長くなることもあるので、ある意味では正しいとも言えます。

しかし、一概に“長いから良い”と判断するのは、コンテンツに対する誤った推察をしてしまう可能性があるので注意が必要です。今回は、平均ページ滞在時間を正しく読むための注意点を解説していきます。

Google Analyticsの平均ページ滞在時間とは?

まずはページ滞在時間の意味について知っておきましょう。

Google Analyticsの平均ページ滞在時間は、ページを閲覧してから、そのサイトの別ページへ遷移するまでにかかった平均時間を算出しています。別ページに移動するまでの時間が滞在時間になるので、ページを離脱すると、最後に閲覧していたページの滞在時間は0分になります。これがいわゆる滞在時間0秒減少現象です。

ちょっと分かりにくいので、下記図を参考に説明します。

what-is-page-visit-time

この図をGoogle Analytics上で見るとページAの滞在時間が3分、ページBの滞在時間が6分、ページCの滞在時間が0分になります。ページCの滞在時間が0分なのは、ページCを最後に別サイトへ移動しているため。平均ページ滞在時間は、全ての訪問者の、ページ訪問から移動・離脱までの流れを平均した数字というわけです。

平均ページ滞在時間の注意点

ページ滞在時間が長くなる理由は大きく2つに分けられます。それぞれの注意点・改善方法も合わせて解説していきます。

1. 内容が素晴らしい長文コンテンツ

1つは冒頭でも書いたような掴みが良く内容も優れた長文コンテンツの場合。コンテンツマーケティングを行う上で相性が良いとされ、長文のコンテンツが増えてきた印象です。

この場合は非常にポジティブな感情でページに滞在しており、理想的な理由と言えます。しかし、『客観的に見て素晴らしい内容だ』と自分自身で判断を下すのは難しいのではないでしょうか。

そんなとき、私は判断基準としてコメントを見ています。訪問者からのコメントは非常に率直ですし、何よりダイレクトに声を受け取ることができるので真摯に受け取る必要があります。滞在時間の長いコンテンツはFacebook、Twitter、はてなブックマークで確認し、コメントを鑑みながら良いか悪いかを判断に役立てましょう。

私達の場合だと、見込顧客や顧客となった方から直接コメントをいただくこともあるので、こちらも参考にしています。そういった意味では、アナログで得た声も重要です。

2. コンテンツの内容が分かりにくい

コンテンツの内容が分かりにくく、訪問者が何度も何度も読み返したという可能性も考えられます。このような場合、多くの訪問者は途中で離脱しますが、理解できるまで読み込む方も少なからずいます。でも、コンバージョン目的のページであれば、分かりにくいというのも致命的ですよね。

このようなコンテンツの特徴は、直帰率が高いのに平均ページ滞在時間が長いというのが挙げられます。多くの人がすぐに見るのをやめているのに、長時間読んでいる方がいるためです。また、素晴らしいコンテンツの時と同様に、コメントも参考にしましょう。

こうした場合は、コンテンツをより簡単に理解できる工夫が必要です。

コンテンツの理解を簡単にするには、長文になりそうなところは箇条書きにして要点を整理する、図やグラフを用いられるところでは積極的に使うといった方法があります。もし、このような手法が苦手だったら、個人的にブログを書いている人に相談してみるとよいかもしれません。

また、PDFやエクセルで参考資料をダウンロードで配布するという方法も考えられます。特にチェックをつけていくと分かりやすいリスト記事を作る場合にオススメです。下記ブログが参考になると思いますので、チェックしてみてください。

番外:タブを開いたまま長時間放置した可能性

ページを開いたまま長時間放置していた可能性も、ひとつとして考えられます。

たとえば、ウェブ業界の方に多いと思いますが、デュアルモニターの片方で参考ページを開いたまま、もう片方のモニターで作業をすることもそのひとつです。私もよくやりますが、平均ページ滞在時間が伸びる原因と言えます。もちろん、この場合は役に立っているので良質なコンテンツと評価できます。ソーシャルメディア等のコメントを見て判断してみてください。

また、ページを開きっぱなしで会議に出席したり、外出するといったことも、番外のこれに含まれます。ポジティブな反応でなければ、ネガティブな反応でもありません。

この項目が番外なのは、特に意味のない滞在時間だからです。分析しても理由を見出すのは困難なので、滞在時間のみ異様に長いコンテンツは評価を保留にしておきましょう。

最後に

平均ページ滞在時間は、単品で用いてもページに対して適切な評価を行うことはできないので、ウェブサイト、あるいはウェブページの目的と掛けあわせて評価を行うのが大切です。ただ、他の指標と組み合わせて評価する素材として使いやすいので、過小評価は禁物。

目的達成のために、データを適切に読み取れるような指標の組み合わせを考えましょう。

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(Photo: Stopwatch by William Warby)

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