Facebookページからの投稿は、一体どれくらいのファンに見てもらえているのだろうか？インサイトを見ればおおよそわかると思うが、一般的にファンのニュースフィードへのリーチ率は平均で12％から16％と言われている。
さらに2012年9月20日以降ニュースフィードの表示アルゴリズムに変化があったようで、多くのページで投稿のリーチ率が下がっているようである。もちろん重要なことは、如何にファンに喜んでもらえる内容を投稿することができるかであるが、タイミングも非常に需要な要素になってくるのである。一般的に「土日の投稿はリーチされない」とか「8時から9時の間の通勤時間は反応がいい」なんて言われているが、果たしてそうなのだろうか？疑問に思ったので今回はいくつかのページについて検証してみた。
因に今回は投稿に対するオーガニックリーチでの比較をしている。またある一か月の投稿に関してのデータであるため絶対的な数字ではないことはご注意いただきたい。
また投稿の表示に関してはエッジランク(Edgerank)が非常に重要な要素となっているので参考に以下の記事もどうぞ！
※オーガニックリーチとは
自分のニュースフィードまたはこのページ上でページの投稿を見た人のユニーク数です。これには、Facebookページに「いいね！」している人としていない人の両方が含まれます。投稿が公開されてから28日間の数字です。
週末は見てもらえない？？
まずは曜日別の状況を見てみたいと思う。サンプル数が少ないので一概に言えないが、週末に投稿しているページでは平日よりも週末の方がリーチが取れている。もちろんページ内容が「遊戯施設」や「ブライダル」なので、週末に興味を持たれるものというのは想像に難くないし、イベントを開催していたりするので当然といえば当然なのかもしれない。一方電器メーカーとハイベロシティでは比較的状況は似ており、金曜日が一番リーチしており、その次が火曜日である。
通勤時間と昼休み、そして寛ぎ時間の19時以降がいい？
続いて時間帯別のリーチを見てみたいと思う。巷では「8時から9時くらいの通勤時間がいい」とか「自宅で寛いでいる19時以降がいい」なんて噂をよく聞きますが、果たしてそうなのだろうか？下図を見てもらえれば分かるかと思うが、確かに全体的にみると朝・お昼前後・18時以降はリーチが高い。しかし、ページによっては通勤時間よりも「10時から11時」にリーチが多かったり、一般的なお昼休憩の「12時から13時」ではなく、「13時以降」の方がリーチされていたりするのである。
まとめ
一般的に多くの人が見る時間というのはある。テレビでいうゴールデンタイム（19時から22時）にあたるソーシャルメディアのゴールデンタイムは、噂通りに人々が自由にPCやスマホなどを使える「通勤時間」「お昼休み」「帰宅後」のようである。しかし生活スタイルが多様化している現代の中で自社のターゲットとするファン（顧客）も果たして同じなのだろうか？決してそんなことはないのではないだろうか？
皆さんのページはそれぞれターゲットも目的も違い、求めらることも、結果も違ってくるだろう。だから色々と実践してみて、分析することを忘れないようにした方がいいと思う。今回は曜日と時間におけるオーガニックのリーチのみを見てみたが、「〇曜日の〇時」というようなクロスでの分析もあるだろうし、「クチコミが多い時間」なんてのもあるだろう。
もし自社のFacebookページではこんな特長がありましたよというのがあったら、コメント欄に書いていただけるとうれしいです。
