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「いいね!」のクリックを促す投稿に、ペナルティがあるって本当?

どうやら、今、海外では「いいね!」のクリックを促すことに、Facebookからのお咎めがある、ないの論争が起きているようです。私は聞いたことがなかったのですが、EdgeRank Checkerのブログに取り上げられていました。

海外での論争もさることながら、分析内容も非常に興味深いものだったので、翻訳させていただきました。ぜひともご参考ください。

Asking for Likes Is Not Penalized

私達は、Like(いいね!)を促すことで、Facebookからペナルティを受けるという噂を耳にしました。このアクションを促すことは“Like Baiting”と呼ばれています。たぶん、あなたは数えきれないくらいこんな投稿を見てきたでしょう:

今日は超嬉しい休日だ! あなたが休日を楽しんでいるなら、いいね!を押してくれ!

まず基本的なTIPSとして、EdgeRankとエンゲージメントを上げるには、アクションを促すことが必要となります。ただ、そのアクションを促す言葉が“いいね!をクリックしてください”とか、“同意できない場合はコメントしてください”のような、ファンがすぐに飽きてしまうような内容にはすべきでないと注意を促してきました。私達は、そのアクションを促す言葉を有意義であるべきだと、ブランドに繰り返し訴えています。

(シンプルな例:“この写真のどこかに、犬が隠れています。どこにいると思いますか?”)

このTIPSを聞いて、あなたは投稿にアクションを促す言葉を入れたくなったでしょう。アクションを促す言葉を、コンテンツの最後に入れた投稿が山ほどあります。一方で、この戦術にFacebookがペナルティを課すためのシステムを実装しているという噂があります。

私達はデータを調査しましたが、Facebookがこの手のペナルティを課している事実は認められませんでした。実際には、リーチやエンゲージメントを上昇させていることが分かりました。

like_call_to_act

アクションを促した場合(ここでは、いいね!を促したとき)、バイラルリーチが大幅に増加しています。バイラルリーチの増加は、アクションを起こした人から投稿を受け取っている人がいるからです。

like_call_to_act_2

同様に、いいね!の促しはエンゲージメントを増加させます。このデータから見ても、Facebookがペナルティを課しておらず、エンゲージメントを向上させる良い方法であるのは明らかです。この画像は、その結果の一部です。

さらにペナルティを詳しく調べるために、オーガニックリーチが影響を受けたかどうかも調査しました。

like_call_to_act_3

使用した場合でも、しなかったときと比べて有意な差はありませんでした。この検証により、アクションを促すことに対し、ペナルティは無いと私達は考えます。

将来的にペナルティが追加される可能性はある?

いいえ、Facebookは特定の戦略のみを処罰する必要がありません。彼らはネガティブフィードバックのように、人々の反応を見ることによるチェック・アンド・バランスを持っています。

ユーザーは“そうだと思ったらいいね!をクリックしてください”のような投稿を、非表示にする術を持っています。もし多くのユーザーが投稿を非表示にするなら、Facebook上における、この戦術は減少するでしょう。Facebookによるペナルティよりも、この点こそが重要なのであり、注意深く見ておかないと、あなたは多くのエンゲージを失うことになります。

アクションを促したときは、その文言へのネガティブフィードバックに注目しておきましょう。

この検証のデータは?

私達は7月の間に35000の記事を分析しました。この研究のために、“click like”という単語を使っている記事を調査しました。そして、アクションの促しがあるページとないページを比較します。そして、平均のエンゲージメント/ファン、オーガニックリーチ/ファン、バイラルリーチ/ファンを集約しました。上のグラフのパーセンテージはページの平均値です。

この記事はEdgeRank Checkerの『Asking for Likes Is Not Penalized』を翻訳したものです。

あとがき

ペナルティが無いだけではなく、むしろ良い効果があることが分かります。

ただし、EdgeRankの記すように、いいね!の押し売りや、毎回同じ文句を使っているとネガティブフィードバックが増え、結果的に投稿の効果が低下します。恐らく、ネガティブフィードバックを受けた人々が、Facebookからのペナルティと考えたのだと思います。

いいね!を促す投稿は多く見られますが、この文句、実は一番頭を悩まさなければいけないのかもしれません。

(Photo: call to action by Sean MacEntee)

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