シーテック取材から一夜明け、昨日の会場での興奮も少しは落ち着きました。特に気に入った3点を紹介しながら、会場で出会ったいろいろなものを振り返って行きたいと思います。そこからは、最新技術と、それが何をもたらしてくれるかが、少し見えた気がします。動画や写真を交えてお伝えしますので、どうぞお楽しみください。
一番人気だった!? 自動駐車する電気自動車!
なんといっても、今年の話題は日産の自動駐車する電気自動車!
そのデモンストレーションを撮影してきましたので、まずはこちらの動画をご覧ください!
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目的地に着いたらスマートフォンで指示を出して、自動で駐車。めちゃくちゃスマートな車でした。この技術が発達したら、目的地を指定したら後は自動操縦してくれたりするのでしょうか? さらに進化すると、好きそうな場所を自動で選択して、車がドライブに連れて行ってくれる未来まで想像してしまいます。もしかしたら、電気自動車は“自動車”という括りではなく、スマホや家電と連携する“電気自動車”という新たな括りが必要になるのかもしれませんね。
モーションセンシングディスプレイ!
モーションセンシングといえばジャイロセンサーや加速度センサー、製品としてはKinectなどがありますが、今回見つけたのはVICSのディスプレイです。
言葉では想像しにくいと思いますので、こちらも動画をご覧ください。
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マイノリティ・リポートのワンシーンを再現したような技術です。実は上下にモーションセンサーカメラがついており、それが動きを感知しているのですが、パッと見ではわからないほど小型化されています。ジョン・アンダーソンになれる未来も、そう遠くはないのかもしれません。なんとも胸が踊ります!
未来の常識? メガネ型ケータイ
未来のデバイスということでもうひとつ。
docomoブースにあった「身に付ける」ケータイです。
残念ながら試着はできませんでした。現状では、テレビ電話用のツールとして運用可能だそうです。
では、こちらも将来の可能性を考えてみましょう。たとえば山へ行ったとします。見ている景色をケータイを構えることなく撮影して、SNSにアップロード。その反応は、メガネで見ることができます。さらには、画像認識を用いて見たものを即座に調べたり、ARと組み合わせたエンターテインメントを楽しめるようになるでしょう。
先ほどのモーションセンシングが組み込まれていれば、その領域がより広がっていくことは間違いありません。
やがては身に付けるもの全てがケータイとなるのかもしれませんね。
あんなものから、こんなものまで
今まで紹介したもの以外にも、「これはすごい!」と思うものはたくさんありました。それを一挙紹介します!
スパコン「京」
「2位じゃダメなんですか」で物議を醸したスパコン「京」が富士通ブースに展示されていました。
実物はこれが864個も並んでいるそうです。理化学研究所の1フロアを占めるそうですよ。1フロアに並んだ864個の筺体を、一度見てみたいですね!
視線で操作ができるパソコン!?
こちらも富士通ブースより。なんと視線を感知して操作ができるパソコンです。
本来であればこの画面で、地図に視線を向ければ地図を使うことができるのですが、まだ試作段階ということで、できませんでした。
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ただ、地図へ飛んだときにはディスプレイの下についているカメラが視線を追い、しっかりとスクロールしてくれました。
今後の改良に期待ですね!
オトコのロマン、マッスルスーツ!
オトコなら誰もが一度は憧れるであろうマッスルスーツが、KOA株式会社のブースにありました。
試着することもできたので、私も試着したのですが、残念ながら写真は撮れませんでした。ちなみにこれを装着すると、50キロ袋程度の米袋は楽々持ち上げられるようになります。スマートかつクールではありませんか?
シーテックジャパン2012を振り返って
シーテックジャパンのレポート、いかがでしたか?ケータイやスマホの最新技術から、家電や電気自動車が目指す未来、そして今開発が進められている技術まで、様々なものがありました。スマートな未来へ向けてのピースは、ここで紹介した以外にもまだまだあります。10/6まで開催しておりますので、興味をもたれた方は足を運んでみてはいかがでしょうか?きっと、生活を変える可能性を実感できますよ!