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建物だけじゃない!!人の顔にプロジェクションマッピングをした「OMOTE」がすごい!

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春山 侑紀

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プロジェクションマッピングの新たな一面!

イベントや広告などで建物に投影してリアルな映像を映し出す「プロジェクションマッピング」ですが、最近はその認知度も広がり多くの人が、「プロジェクションマッピング」という言葉を耳にするようになりました。今回は、建物だけではなく、顔にプロジェクションマッピングを施した「OMOTE」についてご紹介します。

OMOTE / REAL-TIME FACE TRACKING & PROJECTION MAPPING

「OMOTE」は、映像制作会社P.I.C.S.に所属している浅井宣通氏が制作しました。リアルタイムフェイストラッキング技術とプロジェクションマッピングを組み合わせた映像は、近未来を感じさせながら、人々を驚きの渦へと巻き込みました。従来は、動かない建物などへ投影していた3DCG映像が、動く人の顔へ投影している技術の高さを動画から伺うことができます。

浅井氏の制作したこの「OMOTE=(面)」では、日本の古典芸能でもある「能」の“面”を作って被せる、という考え方から、ヒントを得ているそうです。

表(おもて)とは、日本で顔、仮面を指す言葉。顔は、人の心を映す鏡であり「表(おもて)」と「裏」との境界線。日本の古典芸能として古くからの歴史を持つ「能楽」も、この表(おもて)=仮面が用いられる。能楽師は表情を持たない仮面を用い繊細な人の心象、感情を表現する。私たちはプロジェクトを進める中、能楽の“面(おもて)”の表現とに共通点を見いだしました。最先端のテクノロジー、アートと最古の日本古典芸能との融合の先に更なる可能性を見いだします。

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REAL-TIME FACE TRACKING & PROJECTION MAPPING とは

「OMOTE」は、「リアルタイムフェイストラッキング」と「プロジェクションマッピング」という2つの高度な技術が組み合わさったからこそ生まれた作品です。「プロジェクションマッピング」は聞いたことあるけど、「リアルタイムフェイストラッキング」ってなんだ?と私も最初は思ったので、簡単に2つの技術について見てみたいと思います。

REAL-TIME FACE TRACKING

リアルタイムで、映像をトラッキング(追跡/追尾)しており、「マッチムーブ」とも言われている映像合成技術の1つです。CG用語で、“動きを合わせる”という意味だそうです。2Dと3Dでのマッチムーブがあり、3Dマッチムーブでは、各フレームで動いている部分をポイントで記録し、解析終了後に直線で繋ぎカメラへ取り込みます。「OMOTE」では、終始顔の様々な位置に点が表れている部分を記録しているのでしょうか。

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PROJECTION MAPPING

「プロジェクションマッピング」は、普段は平面などへ投影する映像を立体へ投影する技術です。平面へ投影する映像と立体に投影する映像を組み合わせることで、映像を動かしたり、色や光が変わるように見えます。Adobeの映像塾CC第6回の動画では、クリエイティブキッチンというコーナーで、プロジェクションマッピングプロデューサーである石多未知行氏によるプロジェクションマッピングの実演を見ることができます。

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OMOTE / Makingについて

また、浅井宣通氏のブログ「something wonderful」では、「OMOTE」のメイキングを見ることができます。「OMOTE」には、「能」という考え方の他にも、精度の追求とアウトプットとしての繊細なメイクアップアートの表現という重要なテーマが込められています。

精度の追求では、モデルの顔を3Dレーザースキャニングから始め、投影やトラッキングテストのために模型を作成することで、より精度の高い映像を作ることができます。

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アウトプットとしての繊細なメイクアップアートの表現では、実際のモデルにメイクアップアーティストがメイクしたものを撮影し、カメラマッピングという写真や静止画を3Dオブジェクトによって立体にする技術を利用することで、よりリアルなメイクを生み出すことができます。

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最後に

「OMOTE / REAL-TIME FACE TRACKING & PROJECTION MAPPING」は、いかがでしたでしょうか。リアルタイムで、動く顔にメイクをしたり、ロボットのように見せたりと、驚かされる映像ばかりでした。動画の30秒辺りのメイクで、瞑っている目と映像の目が一瞬ズレている部分からは、顔に投影されているということが判断でき、その精度の高さを伺うことができます。近い未来のメイクは、時間をかけなくても一瞬で好きなメイクにできるのかもしれませんね。

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